当院のご案内

当院のご案内

当院の診療の方針は、現代医学と漢方医学の力を合わせて最高の医療を患者さんに提供することです。

当院の現代医学の守備範囲としては、一般内科、循環器科、消化器科、呼吸器科、神経内科、糖尿病などの慢性疾患、膠原病・アレルギー疾患、一般小児科疾患です。

院長の経歴からもご理解いただけると思いますが、横浜市立大学第2内科、循環器内科在職時、心臓病、循環器疾患、特に不整脈の研究を行い、東京大学大学院医学研究科生体防御機能学講座(主任・丁宗鉄助教授)においては、動脈硬化と漢方の研究、東大病院内科で漢方診療を行いました。この動脈硬化の研究で、横浜市立大学より医学博士の学位を授与されました。また、横浜南共済病院内科において、消化器内視鏡、呼吸器内視鏡など循環器以外の内科診療も担当しました。

当院は漢方専門の医院で、日本でも数少ない漢方の煎じ薬を処方できる施設です。基本的に健康保険で漢方薬を処方しております。もちろん、漢方薬の粉薬(エキス製剤)や現代医学の薬を処方も可能であり、場合によっては、漢方薬と現代医学の薬を併用しています。

漢方医学については、あらゆる疾患、難病を治療しております。当院に来院される患者さんの病気としては【頭痛】【肝炎】【アトピー性皮膚炎】【腎炎】【癌(がん)】【気管支喘息】【不妊症】などが多い患者です。とくに【ガン】の治療には力点をおいて対応しており、ガン・難病の漢方治療を専門的にライフワークとして研究しております。ガンの漢方を中心とした組み合わせ療法、養成法を指導しています。悪性度の高いガンに対しても長期生存例の治療経験を有しております。

その他

ガンの漢方を中心とした組み合わせ療法、養成法を指導しています。悪性度の高いガンに対しても長期生存例の治療経験を有しております。

活性化リンパ球療法を希望される方は白山通りクリニックを紹介しています。

最先端医療について

ガン治療において‐高濃度ビタミンC点滴療法

「高濃度ビタミンC点滴療法」を提唱したのは、アメリカの化学者であるライナス・C・ポーリング博士です。分子生物学を確立させた功績で1954年にノーベル化学賞(化学結晶

構造)、原水爆反対運動で1962年ノーベル平和賞を受賞しています。

1976年にライナス・ポーリングとキャメロンは100人の癌患者にビタミンCの点滴と経口投与をして、1000人の一般的な治療をした癌患者さんと比較し、生存期間が4.2倍延長したとアメリカ科学アカデミー紀要(Proc Natl Acad Sci U S A 1976: 73 : 3685-3689.)に発表しました。

1978年にライナス・ポーリングとキャメロンは、さらに新しい100人の癌患者にビタミンCの点滴と経口投与をして、1000人の標準治療をした癌患者さんと比較し、平均生存期間が延長したことを再確認しています。(Proc Natl Acad Sci U S A, 1978:75 4538-4542.)

ところが、1979年にメイヨー医科大学のクリーガンらは進行癌の患者60名に、2か月間ビタミンC10gを経口投与して、対照群と比較しました。結果は、臨床症状、食欲、体重に有意差はなく、生存曲線も同じでした。ビタミンCの経口の大量投与に治療上の有益な効果はない、と結論づけました(N.E.J.M.1979、301、687-690)。ところがこの研究は 点滴と経口投与という方法が異なり、たった2か月間の比較という問題点がありました。しかし、メイヨー医科大学の名声と、N.E.J.M.という超一流の雑誌の2重の権威によって、癌に対するビタミンCの治療は完全に否定され、医学界から抹殺されました。

しかしながら、2003年に卵巣癌 (Stage IIIc)に抗ガン剤と高濃度ビタミンC点滴療法の併用が有効であった2例を、カンザス大学メディカルセンターがアメリカ栄養学会雑誌に発表しました。 (J. Am. Coll.of Nutri. 22:118-123 ,2003)

2005年にアメリカの国立衛生研究所(NIH), 国立ガンセンター, 食品薬品局の科学者達が高濃度ビタミンC点滴療法がガンに有用である可能性を示した基礎研究論文をアメリカ科学アカデミー紀要に発表しました。(Proc Natl Acad Sci U S A. 2005; 102(38):13604-13609) 内容は、高濃度ビタミンCががん細胞に入ると、過酸化水素が発生します。正常な細胞にはG6PDという過酸化水素を中和する酵素があるために無害ですが、がん細胞はこの酵素の機能が低下していることが多く、この結果、ビタミンCによってがん細胞がアポトーシス(細胞死)を起こし、癌が壊れるというわけです。

さらに、2006年にはアメリカの国立衛生研究所(NIH), 国立ガンセンター(NCI)や大学の研究者らが超高濃度ビタミンC療法が明らかに有効であった3症例(腎臓癌、膀胱癌、悪性リンパ腫)を、NIHの症例報告の基準で論文にまとめました。( CMAJ. 2006 March 28;174(7): 937_942)

2007年2月、韓国のSamsung医療センターは1週間2回10gのビタミンCの点滴、1日4gの経口ビタミンC投与を39人の末期のガン患者に実施し、身体、心理、社会的QOL(生活の質)が増加、症状(疲労感、疼痛、吐気、不眠、食欲低下)の改善が認めれらと韓国医学アカデミー雑誌に発表しました。( Korean Med Sci. 2007 Feb;22(1):7-11.)

また、2007年5月、高濃度ビタミンC療法による抗ガン作用のメカニズムについてアメリカの国立衛生研究所, 国立ガンセンター, 食品薬品局の科学者達がアメリカ科学アカデミー紀要に発表しました。( Proc Natl Acad Sci U S A 2007:104 (21): 8749-8754.)

2009年3月 金沢大学補完代替医療学講座 大野智准教授らは高濃度ビタミンC点滴療法による進行癌治療の総説を Anticancer Researchに発表。( Anticancer Research 2009,29 : 809-815. )

2010年2月 東京大学、愛媛大学、愛知がんセンター研究所、愛媛大学の共同研究グループが、培養細胞実験で高濃度のビタミンCが人間の中皮腫細胞に細胞死を誘導することを発表。( Biochem Biophys Res Commun. 2010 ;394:249-53.)

最近、癌に対する治療として、安価で安全であるという点より注目を浴びており、がん治療の最先端療法と考えられています。実際、この治療によってがん細胞が縮小したり、進行がとまったりというケースは多数、報告されています。現在、アメリカやカナダの大学などで政府の承認を受けた臨床試験が進められており、結果が待たれるところです。

なお、日本でもこの療法は全国に広がりつつあります。ビタミンCを用いるため、費用が比較的安い点、副作用が少ない点などはメリットといえるでしょう。ただし、施術はトレーニングを受けた医師でなければ難しいといわれています。非常に高濃度のビタミンCの点滴では、濃度調整や点滴のスピードなどが難しいためです。当院の院長は、この分野の日本における唯一の学会である「点滴療法研究会」の講習を受け、この「ビタミンCの点滴療法」を習得しています。

パーキンソン病において‐グルタチオン点滴療法

パーキンソン病は、手足のふるえ(振戦)、硬直、動作緩慢や姿勢の異常などを典型的な症状とする疾患ですが、グルタチオン点滴療法が注目を集めています。

○パーキンソン病とグルタチオン

抗酸化物質の中でも最も強力なグルタチオンは、脳内で絶えず発生する活性酸素を消去して、活性酸素から脳神経細胞を守る極めて大切な役割を担っています。ところが最近になって、パーキンソン病では、この大切なグルタチオンが脳内に著明に減少していることが明らかになりました。イタリアSassari大学のチームがこの欠乏したグルタチオンに着目してパーキンソン病患者にグルタチオンを点滴したところ、パーキンソン病の症状が明らかに改善され、この療法が注目されてるようになりました。手足の振戦、筋硬直、動作緩慢、姿勢の異常や歩行障害など、パーキンソン病の症状が殆んど消失した症例も多く、長年の車椅子から解放される症例まで現れたのです。

○当院でのグルタチオン点滴療法

 パーキンソン病のステージによって、点滴するグルタチオンの量や、治療期間、治療回数は異なりますが、1回800mgから始めて徐々に増量、通常は1400-1600mgを点滴で投与します。この投与量は通常投与量の数倍になります。一般に点滴回数は通常最初の3ヶ月間は週2回とし、経過観察しながら週1回に減量します。 点滴量によって時間は異なりますが、通常20分から40分で点滴が終了します。50~100mlの生食水に、適量のグルタチオンを溶解し、次に神経賦活剤などを溶解します。患者様の適量は体調を診て随時補正いたします。翼状針の細い針で、点滴を開始します。

グルタチオン点滴療法の副作用

 稀ですが一過性の頭痛や、吐気があります。処置は不要で投与を一時中止で改善します。

グルタチオン点滴療法について

 日本では既に40年以上も前からグルタチオンを自家中毒、つわり、妊娠中毒、薬物中毒、慢性肝炎の治療に使用していました。副作用も非常に少ない、安全率の高い医薬品で、薬の副作用の治療に使われることもあるぐらいです。なお、米国では抗がん剤の副作用による指先のしびれ(末梢神経障害)、閉塞性動脈硬化症など様々な疾患の治療に使われています。

○有効率は40~60%で、劇的に効果があるケースからまったく無効である場合もあります。

 健康保険で治療を受けることができず、検査を含めて全て自己負担になります。料金は1回15,000円です。

その他

グルタチオン点滴療法は、パーキンソン病、抗がん剤による神経障害、閉塞性動脈硬化症、デトックス(体内解毒)に対して治療が行われています。その他、米国では線維筋痛症、過敏性腸炎、慢性疲労症候群、各種神経系疾患、そしてアンチエイジング分野でもグルタチオンの点滴処方をするクリニックがあります。グルタチオンそのものは組織に広く分布するSH基をもった化合物であり、グルタチオン(還元型グルタチオン)は、グルタチオンペルオキシダーゼを介して過酸化水素や脂質ヒドロペルオキシドを還元し、解毒を促進する作用や抗アレルギー作用をもたらします